昨年もご紹介しました一休さんの歌
門松は冥土の旅の一里塚
めでたくもあり
めでたくもなし
簡単に言うならお正月だからと言って殊更に
祝うほどの事でもない。
そんな感じの戒め意味を込めた歌でしょうか。
確かに、地球上にはたくさんの生物が生息していますが
12月31日~1月1日の日付変更にかくも盛大に意味づけしているのは
人間だけです。
人間以外の動植物はただ、粛々と、淡々と、平素の通りに過ごすだけなのに。
そのような事を考えておりましたが、
もう一つ大切な意味があることに気付きました。
私は高校時代バスケットボールの部活動をしておりました。
その時、良く言われていたのが
「練習は試合のように、試合は練習のように」
皆さんもお聞きになった事があるかと思います。
その意味で、前述の一休さんの歌を解釈するならば
「平日はお正月のように お正月は平日のように」
お正月を平日のような落ち着いた心持で過ごす・・・
確かにその事もとても大切だけれども
** 平日をお正月のように過ごす。**
新年を迎えるときの有難い気持ちを毎日持とう。
もしかしたら、一休さんが本当に言いたかったのは
こちらの方だったのかもしれない・・・。
年末の大掃除
VHSのビデオテープを処分しようと見直していた時に
テープに納められた高校時代のバスケの試合を見ながら、ふとそんな事を思った次第です。
今年1年が皆様にとって素晴らしい1年でありますように。
南無大聖不動明王
ノウマクサンマンダバザラダンカン