なんと来週から一週間バリ島へ行ってまいります。
日本インドネシア友好~の記念行事みたいなものでして
声明と御詠歌の公演をバリ島で行います。
その公演では現地の音楽(ガムラン?)や踊りとの
コラボレーションもあり、また実際の舞台での練習が日本では
出来ない為、バリ島にいる間はほとんど練習ばかりで
一週間の滞在のうち観光はほとんど無いそうです。
(すくなくても現段階で予定はなしとの情報が・・・)
今回の公演は『高野山真言宗の福岡宗務支所』と
いう団体がメインで行う行事なのですが
実のところ私の自坊は大分ですし、派も高野山ではなく醍醐であります。
普通であれば私にとは縁の無い行事であります。
そんな僕が行かせてもらえるのも
御詠歌をやっていたご縁があってのものです。
御詠歌は僧侶にとって必修ではありません。
私が、そんな御詠歌にご縁を頂いたのは
当山明王寺の百年の歴史のなかで、たくさんの信者の
おじちゃんやおばちゃんたちが
御詠歌を続けてくれたおかげであります。
明王寺に『弘法大師1100年御遠忌』と書かれた
古い写真があります。
100名近い方々が、お大師さまが高野山に入定されて
1100年目の年に、日田から高野山まで参拝した記念の写真です。
じつに70年前です。
そこには鈴鉦(れいしょう:御詠歌の道具)をもった
たくさんの信者のおじいちゃんやおばあちゃんが写っております。
今回、私のように大して取柄もない者が
海外の公演に参加させて頂いて、たくさんの素晴らしい経験や
ご縁を頂けるのも、
この古い写真に写っているような、これまでの明王寺の御詠歌の信者さんたちの
お陰だと心から感謝しております。